アトピー 健康

大人アトピーを完治させた体験談ブログ!私なりの考えと治し方を紹介

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アトピーが大人になって悪化!本気で治すことを決意!

小さい時の記憶で子供ながらに鮮明に覚えていることがあります。
私のアトピーの患部に薬を塗りながら、母が「ごめんね」と泣いていたことです。
その時はよくわからなかったのですが、母の涙が印象的でなにか申し訳なくなったのを覚えてます。

私とアトピーの付き合いはそんな記憶があいまいな幼少期から続いていましたが、社会人になってストレスや疲れが重なると、とても酷く重症化してしまいました。

アトピーが重症化してくると痒いだけではなく、人の目が気になりコミュニケーションを取るのも嫌になるなど、普通に生活する上でも支障が出てしまい、これではいかん!と本気でアトピーを治すことを決意しました。

もちろん、それまでも真面目に病院へ行ったりはしていましたが、アトピーを治すためではなく「痒みを抑えるために薬をもらいに行く」といった気持が強かったと思います。

初めて会った人にも「アトピーなんですか?」と心配れてしまうほどでしたが、病院に行く回数や生活習慣、食事の見直し、化粧水や保湿剤などをいろいろ試しながら、約2年をかけて「アトピーが治りました!」と言えるようなくらいまで、ようやく回復してきました。

 

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自分でできるアトピー対策

アトピーは皮膚の病気なので、しっかり病院へ通院して薬で治すことが大前提です。
しかし、薬さえ塗っていれば治るという生易しいものでもありません。

自分自身でしっかり治すんだという気持ちが一番大切だと私は考えます。
そういった意味で、病院からもらえる薬+αでしっかりアトピー対策をするようにしたほうがいいと思います。

スキンケアはアレルギーそのものを予防する基本中の基本

アトピーなどのアレルギー症状は原因となる物質であるアレルゲンが体内に入り、異物として体が反応することで起こります。これを「感作」と言います。

アレルゲンが体内に侵入するには以下のような原因が考えられています。

  1. 母親の胎内でアレルゲンが侵入する
  2. 母乳に含まれているアレルゲンが侵入する
  3. 皮膚からアレルゲンが侵入する

一般的に知られているアレルギーの原因の多くが③の皮膚から侵入するパターンです。

これを「経皮感作」と言い、皮膚の防御機能が落ちてきてアレルゲンの侵入を許すことでアレルギーが起きます。

そのため、皮膚の防御力の弱い人はアレルギーが起こりやすく、防御力が強い人はアレルギーの悩み知らずということになります。

つまり、アレルギーを起こさないようにするためには、皮膚の防御力を高める必要がありますので、スキンケアは基本中の基本と言えます。

アトピーを治すためのスキンケアの考え方

皮膚に傷があったり荒れていると、そこからアレルゲンが侵入し、皮膚炎が起こります。
アレルゲンの侵入を防ぐ一番有効な方法は、皮膚の保湿性を高める(保つ)ことです。

アトピーの人の肌ってカサカサしていて見るからに痒そうだったりしますが、これにはわけがあるんです。

  • 肌の防御力が下がると内側の水分が抜けてしまいます。
  • 水分がない(保湿性が低い)とアレルゲンの侵入が防げず、そこから炎症が起こります。
  • そして、痒いから掻いてしまって肌が傷つきより防御力が下がってしまい、より多くのアレルゲンの侵入を許してしまいます。

このように悪循環が起きているから、どんどん肌がカサカサになってしまうんですね。

そのため、アトピーを治すためには、皮膚を清潔にして常に保湿を高めるようにスキンケアをするのがとても大切なんです。

この後ご紹介しますが、私は化粧水や保湿ローションなどいろいろ試してみました。
自分の肌にあったものを見つけられるとスキンケアって大切なんだなぁって実感することができます。

痒くなったから、ステロイドなどのかゆみ止めをぬっているだけでは根本的な治療にならないんだなぁと今では本当に強く感じています。

皮膚を清潔にしておくために

アトピーのケアをする上で、皮膚をキレイにしておくことはとても重要だと思います。
汗をかいたら、すぐ拭く、すぐお風呂に入る、これを徹底しました。

アトピーの勉強のためにいろいろ読んだ本の中に、皮膚を強くするためにお風呂に入ってはいけない的なものを見ましたが、私としては絶対にすぐに洗って清潔にしておいた方がいいように思いますね。

まあ、その人にはその人に合った方法があるかもしれませんので、強くは否定しませんが・・・

  • 毎日の入浴やシャワーは欠かさずに!
  • 汗や汚れは強く擦らずにすぐ落とす!
  • 洗浄力の強い石鹸やシャンプーは避ける!
  • 石鹸などが皮膚に残らないように十分にすすぐ
  • 38℃程度のぬるま湯で体を洗う
  • 体を温める入浴剤は使わない!
皮膚の保湿のために気をつけること

まず第一に保湿剤や保湿ローションは絶対に使ったほうがいいと思います。
それも入浴後、デキるだけ早く!です。

私は1分以内と決めて、何よりも先に保湿剤をつける!を約束事にしてました。(今もやってます。)
お風呂から出ると途端に体内のストップウォッチが動き出すような感覚です。
「急げ~、せっかくの水分が飛んじゃうぞ~」って(笑)

ここが一番大切!
自分の肌に合うものを使う!!(見つける)

こればかりはいろいろ試してみないと何とも言えませんが、私は北の達人コーポレーションと言うところから出ている肌潤ローションと言う製品を愛用しています。

通販で市販のものより少し割高なんですが、今まで使ったものの中で一番肌を落ち着けてくれました。

なんでも肌にいいものを選ぼう!

まず、肌に直接触れるものすべてに、気を配りました。

これはほんとに神経質なくらい入念に確認したと思います。
例えば、洗顔料、シャンプー、ボディーソープ(石鹸)、化粧水、保湿剤、シャツの素材、タオル、シーツ・・・

シャツや肌着、下着などの素材にも注意しました。
せっかくスキンケアをしても肌着や下着が肌に合わずに症状が改善されないなんてこともあるそうです。
できれば、吸水性のいい綿素材のものを選ぶといいですよ。

洗顔や入力時に使うシャンプー、ボディーソープなどは、できれば弱酸性のものがいいです。

よく「メンズ〇〇」のような男性専用の洗顔料やシャンプーがありますが、それはおすすめしません。
なぜなら、あの手の商品は油分の多い男性用に作られているため、アトピーの人にとっては洗浄力が強すぎて皮脂まで洗い流してしまい、結果的に敏感肌となってしまう可能性が高いのです。

アトピーの人の洗顔料選び

アトピーをケアする基礎化粧品は、皮脂の脂(皮脂)と汗が皮膚の上で混ざり合って、皮脂の潤いを保ちます。

そのため、皮脂との相性がとても大切になり、その皮脂を洗う洗顔料も重要になってくるわけです。
皮脂までとってしまうような強力な洗顔料ではなく、皮脂に優しい洗顔料を選ぶといいよと病院の先生からアドバイスをもらって、敏感肌用のものを試しました。

アトピーの人の化粧水選び

化粧水を選ぶ時は、必ず成分表を見るようにしてます。

いきなり専門的なことはわからないなぁとお思いの方も多いと思いますが、使ってみて合うもの合わないもの、その中に入っていたものを比べてみてみて、それをネットで調べてを繰り返すうちに、自分の肌には何が合わないのかというのが少しづつわかってきます。

例えば、パラベンなどの防腐剤が入っているものは肌がピリピリするななど。

アトピーの方で顔に炎症を起こし、顔が真っ赤になってしまったことないでしょうか?

この炎症にはいろいろ原因があるのですが、化粧水が合わない場合でもこの炎症は起こりえますし、炎症が起こっている時に合わない化粧水を使うことで、化粧水が刺激となって炎症が悪化することもあります。


私が炎症による顔の赤みが出た時(治まっている時も常用してますが)に使用しているのは、サラヴィオ美容液です。

サラヴィオ美容液に含まれる加水分解コラーゲンがアトピーで肌荒れした敏感肌にアプローチして、肌を正常に戻してくれる作用があるそうです。
加水分解・・・と言われてもピンとこないかもしれませんが、使用した瞬間にアトピーに効きそうというのが分かります。

炎症が出て顔に赤みがある時って、顔じゅうがつっぱってヒリヒリ痛いじゃないですか?
なんなら、風に当たるだけでもちょっとストレスを感じるくらい。
そのため、保湿しなきゃと化粧水や保湿剤をつけても、これがまたヒリヒリして痛い・・・

これは尿素、ヘパリン炊事物質などの浸透力が高い物質が炎症箇所を刺激しているかららしいのですが、サラヴィオ美容液はこの痛みがほぼありません。

初めて着けた瞬間、「ふっ」とつっぱった肌が落ち着くのがわかりました。
マジでつけた瞬間の安心感が高い。
だから、小難しい成分表を抜きにしても、つけた瞬間「あ、なんか良さそう」と感覚的にわかります。

アトピーの人の保湿剤選び

アトピーのケアにおいて、大切なことはたくさんありますが、その中でも特に大切なのが保湿剤や保湿ローション。

保湿剤には、セラミドのような天然保湿成分に加えて、様々な効果のものがありますが、「肌の水分がなくなるのを防ぐもの」「肌の水分を保つもの」を使用することが重要です。

そのため、その両方の効果が見込めるもの、または別々の効果があるものを併用する必要があります。
私の場合は、先ほどもご紹介した肌潤ローションと病院で処方してもらえるヒルドイドを併用しています。

また、保湿剤は肌に水分がある、入浴・シャワー後に塗るのが一番効果的なので、お風呂から上がった後1分以内に保湿ローションを塗るということをおすすめします。

と言っても、1分というのは私の目安なだけですので、この時間にそれほど意味はありません。

結構見落としがちな「水」の選び方

直接肌につくと言う意味で、「水」にも気をつけました。

「入浴の水」「飲み水」「スキンケアに使う水」なども個人的には重要だと思います。

まず入浴をする水についてですが、一般的に使用されている入浴剤入りのお風呂はおおすすめできません。
なぜなら、入浴剤には体を温める効果があるため、かえって痒みが増すからです。

実は私はお風呂が嫌いでした・・・
お風呂入ると痒くなるし、お風呂入らないと汚れが残って痒くなるし、行くも地獄引くも地獄的な、毎日毎日ほんとに地獄でした・・・

しかし、症状が良くなってきたこととアトピー用の入浴剤にしたことでその悩みは解消できました。
今ではストレスなくお風呂には入れています。

あと、温泉についてですが、一般的にアトピーに効くとされている源泉は「単純泉」「炭酸水素泉」「酸性泉」です。
もし、温泉に行く場合は参考にしてください。

つぎ、飲み水についてですが、ミネラルを多く含む水がいいらしいです。
なぜかと言うと、皮膚は亜鉛が不足すると乾燥してくるので、それを補ってくれるミネラル水がいいと言うわけです。

よくミネラル水とかお店に並んでいて、ミネラルはなんとなく体にいいんだろうなという知識はありましたが、なぜいいのかというところまでわかるとわざわざ割高な金額を払ってまで使おうというモチベーションにつながりますね。

ちょっと、注意点があるとすると日本人はミネラルを多く含むお水を大量に摂取すると、下痢をしやすいそうなのです。
私は個人的に大丈夫なのですが、個人差はあると思うので体調に合わせて調整してください。

スキンケアに使用する水は、酸性水がいいと言われています。

酸性水は、医療用にも使用され皮膚を清潔にすることを目的としています。
そのため、アトピーの原因にもなる皮膚の細菌を殺菌する効果があると言われ、スキンケア時に皮膚への影響を心配せずに使用できます。

糖質は極力摂らないようにしました

私は幼少期からアトピーを持っていたわけですが、それと同時に肥満体型でもありました。

白飯などの炭水化物や甘いものが大好きで、体重も増えたり減ったり(思春期などはダイエットしたりもしたので)を繰り返しながら、成人しました。
その体質は成人してからも変わらず、ついつい暴飲暴食をして体重が増えてしまい、スーツがきつくなってから慌ててダイエットをするといった感じで過ごしていました。

これは体感として感じていたのですが、アトピーがひどい時期と自分の体重が増加している時期というのが、必ず重なっているんです。
逆を言えば、ダイエット期間は比較的アトピーの痒みは治まります。

そのため、アトピーを治すと決めてからの2年間は同時に「痩せるぞ!」と決意した2年間でもありました。
大好きな糖質(炭水化物や甘いもの)を極力控えて、徐々に体重を減らしたわけです。

76キロあった体重は2年間で58キロまで落ちました。
体重計と連動して体重の他に体脂肪やBMIなど様々な数値を測ってくれるものを使用してますが、今のところすべて標準値をキープしてます。

 

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アトピーを知ろう!

アトピーを治す上で私がまず心掛けたのは、自分の生活習慣や食生活の改善、病院の先生との密なコミュニケーション、そしてそもそもアトピーってどうしたら悪化するのかやアトピーとはどうしたらなるのかといった自分なりに勉強をすることです。

まずは敵を知らないと戦えないということですね。
ということで、「アトピーの基礎知識」をまとめておきますね。

アトピーと皮膚の関係

皮膚は様々な刺激に耐え、細菌などが体内に侵入することを防いでくれるいわば鎧のようなもの。

簡単に言ってしまうとアトピーの人はこの鎧が弱いため、細菌の侵入を簡単に許してしまいそれが原因で皮膚に炎症が出てしまいますし、逆に体内の水分が出て行ってしまいやすいため、肌が乾燥してしまい痒みが出てしまいます。

つまり、痒みの原因は、侵入した細菌によって起こった炎症が、神経を刺激して起こっているんです。

  1. 皮膚の状態を悪くしておくと、細菌が侵入して炎症を起こし、痒みが出ます。
  2. 痒いと掻いてしまい、引っ掻き傷ができる
  3. 皮膚が傷つくとバリアとしての能力が低下し、より多くの細菌の侵入を許す
  4. そして、より激しい痒みが起きる

こんな感じで最悪の悪循環が続くんです、一生。

どこかで本気になってこのサイクルを止めないと、一生痒みとつきあわなくてはいけません。

アトピーの症状

アトピーは、乾燥肌敏感肌を伴うことが多いのが特徴です。

アトピーの原因の一つに、体内の保湿成分であるセラミドが不足することでおこる乾燥があります。
乾燥肌は、ちょっと関節を動かすだけでもピリピリとつぱった感じになり痛みとストレスを伴い、そこから受ける刺激で敏感肌へと変わります。
敏感肌に変わってしまうと、化粧水や石鹸といったものでさえも刺激となってしまい、かぶれたり赤くなってしまいます。

肌の調子が悪い時って、市販の安い化粧品をつけると痛かったりしませんか?
これは浸透成分が炎症患部を直接刺激してるからなんです。

アトピーの症状は、カサカサ、ゴワゴワ、ジュクジュク、ぶつぶつなどと表現されますが、最初は赤く腫れあがったり、小さなぶつぶつが出来て激しい痒みが出たり、赤い湿疹になるのが一般的な症状です。

画像のように、私も痒くなり始めは赤くぶつぶつとしたと荒れ始めます。

そして、これらを掻きむしって瘡蓋(かさぶた)や化膿してしまうと、アトピーの悪循環サイクルが始まってしまうわけです。

首回り、耳の部分、手足の関節に多く症状が出るのが一般的ですが、私は背中からお尻にかけて激しい痒みが出たので日中は掻きたいけど掻けないという地獄の苦しみを味わいました。

また、大人アトピーの特徴に、皮膚が盛り上がって硬くなってしまう痒疹というものがありますが、これはなかなか治りづらいので、そうなる前に強めの薬を使ってでも症状を緩和させないといけません。

アトピーの原因ってどんなものがあるのか?

アトピーの原因は一つではなく、人によって異なることが多いようです。

例えば、子供アトピーの原因の多くは食べ物であることが多く、卵、牛乳、乳製品、小麦、大豆、米といったものが上げられます。

しかし、私自身は幼少期からアトピー持ちでしたが、食べ物に関してはアレルギーはなかったことと弟も同じような症状だったため、原因は遺伝である可能性が高いのでは?と思っています。

ただ、自分のアトピーが悪化する原因ははっきりしていて、環境、ストレス、疲れ、あと汗を多くかいた後に悪化することが多かったですね。

環境というのは、ハウスダストなどの汚れもありますが、花粉や犬の毛などのアレルギー物質を吸い込んだ時に腕に蕁麻疹のような赤い斑点が出て激しい痒みが出ました。(なぜかネコは大丈夫だったんですが・・・)

大切なことは、何をしたら自分のアトピーが悪化するのかを正確に把握することだと思います。

そうすれば予め予防というか、そうならないよう行動できますし、体の異常にも敏感に反応できるようになります。

私の場合は、腕が赤くヒリヒリして来たら体がアレルゲンに反応し始めた合図で、薬を飲んだりお風呂に入ったりと予防をすることで悪化を防ぐようにしています。

一般的にアトピーによくないとされているもの

アトピーは皮膚の病気です。

そのため、一般的に皮膚によくないものはアトピーにもよくないんです。

  • ダニ、ホコリ、ペットの毛、フケなど
  • 一般の刺激が強い石鹸や洗剤
  • 化学繊維や毛などの衣類
  • 睡眠不足
  • ストレス
  • 食事(油、糖質などの過剰摂取)
  • 花粉

私もハウスダストには敏感に反応してしまう方なので、部屋には掃除機とレイコップは欠かせません。

 

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【重要】薬との付き合い方を考える

薬、特にステロイドの使用はアトピーの人にとっては生命線。

生かすも殺すもこいつ次第ってくらい大切なもの。
ステロイドは悪のような論調がありますが、アトピーの人間からするとステロイドの安心感たるや、まさに「救い」です。

炎症で体を動かすのもつらい時に、その症状を確実に緩和してくれるのはステロイドだけです。

いけないのは、ステロイドを使うことではなく、ステロイドの使い方をよく知りもせず大量にめちゃめちゃ塗りたくって、効かなくしてしまうこと。(もちろん副作用の危険性もあります。)

しかし、専門家ではない私が薬のことをネットで好き勝手書くと怒られてしまうそうなので、付き合い方についてだけ私なりの考えを少し書きたいと思います。

ステロイドとのつき合い方を考える

アトピーが軽症のうちは、保湿剤を塗っておくことで症状は緩和できますし、特定の食材などが原因であれば、その食材を食べなければ、症状は改善できます。

このように、原因がわかっている場合の治療というのは、アトピーそのものの治療ではなく、症状の原因に対する治療となるため、ステロイドなどの炎症を抑える薬を使う必要はないと思います。

しかし、原因が特定できておらず、患部の炎症がひどい場合は炎症を抑える薬が必要で、アトピーなどの皮膚炎はステロイド外用薬を使ったほうがいいでしょう。

たまに、ステロイドは体に悪いという漠然とした知識だけで、安易な「脱ステロイド」を行おうとする人もいるようですが、病院の先生としっかり相談しながら、時期とその量を決めて使うことが大切だと思います。

「脱ステロイド」は症状が緩和された後に、専門家の意見に従って行うべきです。

ちなみに私は池袋の東口にあるセントラルクリニックというところにお世話になっています。
ここの先生は、その時の症状をしっかり見てくれてその症状に合わせた薬を処方してくれるので、素人考えで勝手に判断せず言われた通りに薬は使用しています。

あと、私のレベルの低い質問なども親身に答えてくれるので、個人的にも勉強になりとても信頼しています。

ステロイドを正しく使うために

ステロイドを使用する治療で、もっとも大切なポイントは、適切なタイミングで適切な量を使用することです。

そのため、素人の安易な判断ではなく、病院の先生とのコミュニケーションがとても重要になってくるわけです。

ポイント①適切な強さと量のステロイドを使用する

炎症が出て痒みがしんどい時は、あまり弱いステロイドではなく、ある程度強めのステロイドを使って、最初に炎症を抑えることを考えましょう。

そして、いったん症状が落ち着くまでステロイドを使用します。

もし、2週間くらいで症状に変化がない場合は、ステロイドの量が不十分かもしれないので、先生に相談してみましょう。

これは私なりの経験もあるのですが、ステロイドが怖いからと、弱いものを少量ずつだらだらと使い続けるより、強めのものを最初にしっかり使う方が、結果的にステロイドの量は少なくて済みます。

ポイント②きれいになっても安易にやめない!

見た目がキレイになっても、まだ皮膚の中では炎症が残っていることがあります。

イメージですが、小火がまだくすぶっている時に、ステロイドをやめてしまうと再度火事が燃え広がってしまうが如く、痒みは再燃してきます。

薬を使って、炎症をゼロにまで抑える!その後、薬をやめて予防に切り替える!

まあ、炎症ががゼロになったかどうかが専門家でもわかりづらいのが、アトピーが治りにくい原因の一つだとも聞きますが・・・

ポイント③キレイになった皮膚のスキンケアとアレルゲンの原因を取り除く

ステロイドで炎症が治まっても、一時的なものという場合は多くあります。

アトピーは繰り返してしまう病気とも言えますので。
その繰り返してしまう理由は、生活の中にアトピーを悪化させる原因が存在していることが多いためです。

子供の場合は、食物が原因になっていることがありますし、大人の場合はストレスやハウスダスト(ダニやホコリなど)などの環境要因が原因となっていることがあります。

私の場合は、食べ物のアレルギーはないのですが、仕事が立て込んでいたりトラブルの対応などでストレスや疲れがたまった時悪化することが多いです。
まあ、そういった時期というのは家事に手が回らなくて部屋も散らかってしまいますし。

アトピーのこともあって、ストレスの多かった職場から今の職場に転職したりもしました。
そういった思い切った変化というのも、アトピー治療にとっては大切かもしれません。

あと、乾燥肌の場合は、皮膚から細菌、ウィルス、アレルゲンが侵入し、せっかく症状が落ち着いていても皮膚炎が再燃してしまうので、保湿をしっかりして、肌のバリア機能を保つ努力をしましょう。

肌のバリア機能を高めてくれる保湿ローションは肌潤ローションがおすすめです。

ポイント④プロアクティブという考え方を知ろう

アトピーの症状がひどくなってからステロイドを使用しがちですが、その場合どうしても強いステロイドを使わざるを得ません。
これをレトロアクティブと言って、病気の症状が悪化してから薬を使う方法です。

一方で、プロアクティブと言って、湿疹の症状が出始めたらすぐにステロイドを塗る方法があります。
プロアクティブであれば、結果的に早く症状が治まりますし、使用する強さや量も少なくて済みます。

もし、ここでステロイドは体に悪いという漠然としたイメージで痒みを我慢したらどうなるでしょうか?

結果悪化してどうしようもなくなって、病院で強めのステロイドを大量に処方され、結果的に大量のステロイドを使用する・・・

悪いのはステロイドではなく、使用する人間の無知です。

 

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最近の私のアトピーの様子(まとめ)

最近は、炎症が治まっていて肌もカサつくことは少なくなりました。

顔にも常に赤みが出ていて人前に立つのが恥ずかしかったのですが、その赤みも消えて「最近ちょっと明るくなったね」と言われるようにもなりました。

あとアトピーをひっかいて血がついても目立たないように黒色の服ばかりを着ていましたが、最近では白色のシャツも思い切って着れています!
無頓着だったファッションにも興味が出てきて、週末買い物に出かけることも増えました。

とはいっても、アトピーは繰り返してしまう皮膚の病気です。

常にケアできるように肌潤ローションとサラヴィオ美容液はバックの中に入れていて、ちょっとでも「あ、カサついてる」と感じたら、すぐ保湿をするようにしています。

今の悩みは、長年アトピーでひっかき固くなっていた痒疹部分に色素沈着が起こってしまい、アトピーがひどかった箇所が黒い斑点のようになってしまっています。

この色素沈着も「ケアをしていけば消えますよ」と先生からはアドバイスを頂いたので、色素沈着を消すクリームを使い、徐々に消えていっています。


ここまで、私が自分のアトピーと向き合う上で気をつけたことをご紹介しました。
アトピーに苦しんでいる方の参考に少しでもなればと思い、この記事を書かさせてもらいました。

もし、この記事を読んでわからないことやもっと詳しく知りたいという方がいらっしゃいましたら、コメントにでも書き込んでもらえればお答えしたいと思います。

私も今は肌の調子が落ち着いていますが、今後どうなるかわかりません。
みなさんでいろいろ情報交換していきましょう!

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