内股と言えば、女性のかわいいポーズの一つですが、内股のまま生活することはおすすめしません。
内股というのは骨格が歪んでるため姿勢が悪くなり、生活する上で様々な弊害が出てきます。
幼少期にしっかりと矯正できていればいいのですが、大人になっても充分治すことは可能です。
治す方法は、根本的に骨格の歪みを治す必要があるため、時間をかけてストレッチを行うことが一番でしょう。
内股はストレッチで治る!
内股は骨格が曲がっていることが原因ですから、接骨院で整体を行うのが一番効果がありますが、もちろん普段からのストレッチでも治すことは可能です。
内股の種類別改善方法
一言に内股と言っても、その種類にはO脚、X脚、XO脚の3種類あります。
骨の歪み方が違うのでそれに合わせたストレッチを行いましょう。
① O脚
O脚は骨盤が開いて、後に傾いてしまっている状態です。
そして、股関節が内側に旋回し、骨が外側に曲がっている状態です。
改善するには、正しいあぐらのポーズを定期的にストレッチとして取り入れることをおすすめします。
他にも本格的に矯正のための体操もありますので、動画を載せておきますね。
動画は「ひふみ整体」さんの動画がわかりやすいと思います。
動画の内容
- かかとをつけて腰を右左にまわすストレッチ
- 片足だけ伸ばして前屈のストレッチ
- 膝下のねじれととるストレッチ
- 外側に開いた骨盤を体の中心に持ってくるストレッチ
- 骨盤の前傾を改善するストレッチ
② X脚
X脚は、O脚とは逆に骨盤が前に傾き閉じている状態を言います。
そして、股関節が外側に旋回し、骨が内側に曲がっている状態です。
X脚は股ズレの原因や転びやすくなったりと生活に支障が出やすい症状です。
こういった症状を直す簡単なストレッチはW‐sittingと呼ばれる座り方が効果的です。
W‐sittingとは正座から少し足を開いて腰を落とした座り方です。
その際の足の形がWの形になることからW‐sittingと呼ばれてます。
他にも本格的に矯正のための体操もありますので、動画を載せておきますね。
骨盤ウォーキングインストラクターの松原永美里さんの動画が分かりやすいと思います。
動画の内容
- 腰を左右交互にまわす
- 左右の足の裏を合わせて骨盤を立てて座り股関節を開くストレッチ
③ XO脚
XO脚が矯正に一番時間がかかるやっかいな症状で、名前の通りO脚とX脚のハイブリット型です。
血液型のAB型って割合も少なくて、うらやましいと思う方もいるかもしれませんが、XO型はまったくうらやましくない重い症状と言えます。
簡単に説明すると、股関節がX脚、足の骨格がO脚のように外側に曲がっている状態です。
そのため、まっすぐ立っているつもりでも足を曲げているように見えてしまいます。
まず、両かかとをくっつけて90°外に開く練習をしましょう。
背筋を伸ばして、そのポーズが辛くないようになるまで続けましょう。
他にも本格的に矯正のための体操もありますので、動画を載せておきますね。
「岡本整体院」さんの動画が分かりやすいと思います。
動画の内容
- 壁に手をついてグッとつま先をまっすぐ伸ばすストレッチ
- 壁に手をついてグッとつま先を内側にいれるストレッチ
- 壁に手をついてグッとつま先を外側に向けるストレッチ
内股をほおっておくと健康被害が出る
内股は骨が歪んでいる状態です。
歯の噛み合わせや、猫背と同じでこの歪みをほおっておくと下記のような様々な健康被害が出てしまいます。
- 骨盤が広がってお尻が大きく垂れてしまう
- 足が変形して足が広がってしまう
- 血行不良やリンパの流れが悪くなり、むくみ・冷え症になってしまうことが多い
- 膝に負担がかかって長時間歩くと痛みが出ることがある
- 便秘や生理痛がひどくなるケースが多い
- 太りやすい
内股になる原因
内股が起こる原因って何でしょうか?
内股は骨格の歪みとご説明しましたが、だんだん歪んでいくわけではありません。
日本人の多くはもともと多くの人が0脚で生まれてきて、成長とともに正常な骨格に成長します。
その過程で正常に骨格が成長しなかったり矯正できなかったりすることで、O脚、X脚、XO脚になってしまいます。
そのため、子供の頃から正しい姿勢、正しい歩き方を身につけさせるのが一番の予防と言えるでしょう。
正しい歩き方
せっかく整体やストレッチで骨を矯正できても生活習慣が悪ければ、すぐ歪みが出てしまいます。
染みついてしまった生活習慣の一つに歩き方があります。
下記のような正しい歩き方で内股を治しましょう。
- かかとで着地してつま先で地面をけり上げるイメージ
- 1本の線の上を歩くイメージ。モデルさんが歩いている姿をイメージして歩くのもいいでしょう。膝が擦れるくらいがちょうどいいです。
- すり足にならず、膝をしっかり持ち上げるように歩く。
- 膝が正面を向くように意識しましょう。内股が治ってない頃はかなりつらいはずです。
まとめ
内股の治し方をご紹介しました。大人になってからの内股はストレッチで治しましょう。内股は骨格の歪みによるものでほおっておくと健康被害がでてしまいます。そのため、はやめにその歪みを強制することをおすすめします。内股には大きく3つ、O脚、X脚、XO脚とありそれぞれの症状に合わせたストレッチや体操を行うことが大切です。あと、長年染みついた生活習慣を改善することも大切なので、まずストレッチで骨格の歪みを治しながら、正しい歩き方を覚えていけば徐々に改善に向かうはずです。