「明日仕事だ・・・」と考えると憂鬱な気分になる。
自分は仕事ができない、自信がない、不安で眠れない・・・
そんな風に苦しんでいる方いらっしゃいませんか?
そんな風に自分を責めないでほしい。
あなたが自分に自信がないことにはいろいろな原因があるでしょうが、その原因を突き止められればその苦しみから解放されることもできるかもしれません。
自分に自信が持てないのはあなたのせいじゃないかも!?
自己評価が低く、自分に自信がない人の多くに、親からの影響を強く受けていることが多いそうです。
親の愛情不足の影響は子どもだけでなく大人になってからの言動に大きく関わってくるのです。
親との関係が人格の形成に大きく関係する理由として、「虐待」が想像できるでしょうが、それだけではないのです。
例えば、親がいい大学を出ていて、教育熱心な親で、その期待に応えられなかったり、共働きでコミュニケーションが稀薄だったりと、様々なパターンが存在します。
つまり、普通の家庭で育ち、親と子との関係が悪くなかったとしても愛情不足に陥ることもあります。
それは子どもがそう感じれば愛情不足なのです。
こういった場合は、本人でさえも気づいていないことがあります。
回避性パーソナリティ障害かもしれない
あなたに自分に自信が持てない理由は、「回避性パーソナリティ障害」という病気なのかもしれません。
症状としては下記のようなものが上げられるようです。
自分に自信がなく、人から批判されたり恥をかいたりするのが怖くて、社会や人を避けてしまう・・・・・・。
それが回避性パーソナリティの特徴です。
「会社に行きたくない」「恋愛をしたくない」といったように、昨今若者を中心とした現代人に増えているパーソナリティ障害でもあります。
【次の質問に四つ以上あてはまれば、あなたも回避性パーソナリティ障害かも?】
□営業や接客、電話応対やスピーチが苦手
□恥をかくのが怖くて、自分をさらけ出せない
□失敗を恐れて、新しいチャレンジを避ける
□好意を感じても、自分からはアプローチしない
□人に悪く思われていないか、いつも気にしている
□自分に自信がなくて、親しくなるのをためらう
□人といても楽しさよりも居心地の悪さを感じる引用:https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/asin/4022736704/naoki5653-22/
回避性パーソナリティ障害の治療法
回避性パーソナリティ障害は、ゆっくり焦らず治療を行えば、治る病気です。
親身になって、相談に乗ってくれる病院を見つけ、通院していくことをおすすめします。
回避性パーソナリティ障害の患者は、なにも人と関われないわけではありません。
人の気持をよく察っしようとするものであり、周りのことに気を配りすぎる人などが発症することが多いのです。
親との関係性で距離間がうまく取れなかった過去が、大人になってからも人ととの距離感がうまく取れないことが発症の一員だったりします。
回避性パーソナリティ障害の治療法はいくつかあります。
- カウンセリング
- 心理療法
- 精神療法
- 行動療法
- トレーニング
上記の治療法を重ね、患者さんの閉ざされた心を時間をかけて開いていき、自己イメージなどを変化させていきます。
その中で自己主張をさせたり、自分の感情を表現させるトレーニングを行います。
こうして、自分は仕事ができない、自信がない、不安で眠れない・・・といった漠然とした不安感もなくしていけるでしょうし、自分への自信も取り戻せるでしょう。
回避性パーソナリティ障害は短期間で劇的に回復することはありませんが、治らない病気ではありません。
長期間にはなってしまうかもしれませんが、今の漠然とした不安感を和らげることができます。
まとめ
私は以前、仕事が忙しかった時に、軽い接触障害と診断されたことがあります。いわゆるストレスで他人とのコミュニケーションをとることに障害が出てしまいました。幸い初期の軽いものだったので、転職をして3ヶ月ほど薬を飲むことで、今ではすっかり回復できました。その時、病院へ行くまでは、漠然とした不安感の中で精神的な苦しみを抱えていましたが、通院する中で、自分の症状を認識し先生に「大丈夫だよ」という言葉をかけて頂いたことで、とても救われたことを覚えています。病名は違いますが、仕事に対して不安感がありその原因が回避性パーソナリティ障害の方がいらっしゃいましたら、その苦しみはよくわかります。ぜひ、自分ひとりで抱え込まず、まず病院で診断してほしいです。自分が病気と認識することは、勇気がいることですが、通院し治療することで今の苦しみを和らげてくれることでしょう。