軽いアトピー持ちの私は、いつもいろんなところがかゆいです。
特に夏場の汗をかく時期や冬場の乾燥するような時期は、痒みが非常に強くなります。
指の関節のかゆみの原因に水泡があります。
先日、なんか手のひらや指がかゆいな~と思ったら、手のひらや指先に水泡が出来てしまいました。
通常のカサカサよりも痒かったし、変な汁出てくるし、「絶対これやばいじゃん!」ということで慌てて皮膚科に行ってきました。
【症状】手のひらと指の関節にぶつぶつができて痒い
手のひらと指先にできたぶつぶつを触ると水風船のようにブ二ブ二していて、爪などで押すと透明な汁が出てきます。
この水泡から出てくる汁の色は透明で特にニオイもありません。
かゆみ自体は非常に強く、気が付くとボリボリひっかいてしまっているほど。
一番酷いときは寝ていてもかゆいので、気が狂うかと思うほどです。
最初、ぽつぽつと水泡が現れて、手指の側縁などに徐々に増えていきました。
病院で診てもらった結果、こういった症状を「汗疱」と言うそうです。
ぶつぶつの水泡が透明ではなく、黄色がかっていて膿がでてくるようであれば、「掌蹠膿疱症」という症状だそうです。
指が痒くなる原因
病院で診察してもらった結果、汗疱と診察されたわけですが、汗疱を春から夏にかけて多くみられます。
手や指に細菌などが入った結果、感染症を引き起こすわけなのですが、特にアトピー患者は、ひっかき傷などの外傷や湿疹があったり、皮膚の表面が壊れており、細菌などが入り易くなっているそうです。
特に汗疱は、そういった湿疹や外傷で、汗が出にくくなってしまっていることが原因で、汗と一緒に出るはずの不老物と、手湿疹に入った細菌が感染症となって、アトピーのアレルギーが合併して出てきます。
汗疱は、普通の人もかかりますが、アトピー性皮膚炎の手の症状の一つとも考えられているそうです。
指の汗疱の治し方
アトピー性皮膚炎がある人の皮膚って、通常の人より薄く、細菌などが入りやすいんです。
細菌に触れやすいアトピー患者の指は、感染症をもっとも起こしやすい部位と言えます。
原因でも説明しましたが、汗が出ずらいため、1度炎症を起こすと、なかなか完治しません。
ステロイドを使用しましょう
アトピーの人が指や手に汗疱ができてしまい、かゆみがひどい場合は、ステロイドを使用するしかないそうです。
私は画像の「マイアロン」という塗り薬タイプのステロイドを服用してもらいました。
ステロイドの副作用が嫌な方もいるかもしれませんが、一時的に使用して症状を治めましょう。
ステロイドを塗って1日ほどで、あの気の狂いそうな痒みがすーっと楽になるので、本当に助かりました。
副作用が心配かもしれませんが、必要最低限の期間で上手に使えば大丈夫ですよ。
もしステロイドを嫌って、皮膚の炎症は止めなければ、皮膚の内側に細菌やアレルゲンが進入してしまい、かゆみや炎症が広がってしまいます。
汗疱の炎症は、水泡から出てくる透明な汁でもかゆみが広がっていきます。
さらに感染症になった指で引っかいた傷がもとで、炎症が広がってしまう悪循環を起こします。
アトピー体質ではない方は、こういった炎症が出ても、自然と治ることがありますが、アトピーなどアレルギー体質である場合は、体の免疫機能がうまく働いていません。
そのため、ステロイドを使ってでも無理やり傷を塞がなければなりません。
汗疱が治ってきたら
ステロイドで炎症を抑え、汗疱治ってくると画像のように、水泡部分の汁が抜け、皮膚が破れてきます。
こうなれば、もう完治は目の前です。
手のひらを清潔に保つように心がけましょう。
この状態になれば痒みもないし、ぶつぶつがはじけるように皮膚が破けてくるのは、なんとなく見ていて気持ちいいです。
私はこの現象を、勝手に「爆発する」と呼んでます。
治り始めたぶつぶつを見ながら、「お~爆発し始じめたなぁ」とニヤニヤしてましたね。
治った後のケア方法
水泡が爆発して、その傷痕が無事塞がって完治しました。
でも、ステロイドを使用して炎症が治まった後も、油断してはいけません。
治った後は、細菌などが入らないよう予防が必要です。
私の場合は、アトピーにも優しい石鹸で手をしっかり洗うようにしています。
そして、洗い上がりはしっかり保湿して絆創膏や手袋で細菌等の侵入を防いであげれば完璧です。
最後になりますが、ステロイドが心配な方でも、炎症拡大を防ぐためにステロイドを上手に使用することが必要です。
ステロイドを使わないで治すには体質改善が必要となり、それにはかなりの期間もかかってしまいます。
まずはステロイドで症状を抑え、それと並行しながら長期的には体質改善を図るなど、工夫していきましょう。
まとめ
アトピーの人の皮膚は薄くなって、細菌などが入りやすくなってます。そのせいで、手のひらにぶつぶつの水泡ができる汗疱などの症状がでることがあります。こういった炎症が出た場合、アトピーがある人は、ステロイドで症状を抑える必要があります。ステロイドを敬遠する人は多いですが、まずはステロイドで症状を抑え、それと並行しながら長期的には体質改善を図るといったように、上手にステロイドを活用していくようにしましょう。