御朱印帳を集めている人が増えてきていると聞きます。
一時期、テレビなどでの報道もあって「御朱印ガール」なんて言葉も生まれたのは、御朱印を集めることが、歴史好き、寺院好きの一部のマイノリティな趣味から、市民権を得たといえるのではないでしょうか。
各言う私も、そんな御朱印帳ブームに乗った1人で、御朱印帳をゲットして東京のお寺や旅先のお寺で御朱印を頂くようになりました。
御朱印帳とは?
御朱印帳とは、参拝の証として御朱印を頂いた帳面です。
そして、その御朱印とは寺院寺社の社名の朱印をおした、お札やお守りと同等に神聖なものです。
私が初めてもらったのは、「烏森神社」の御朱印です。
一般的な御朱印は、墨で書かれた社名に朱印を押したものなので、黒と赤の芸術的なデザインですが、烏森神社の御朱印は少し特別で、赤・黄・青・緑の4色の巴紋と鳥をあしらってあり、その一色一色に意味があるそうです。
■赤・・・恋愛・良縁
■黄・・・金運・幸運・商売
■青・・・厄祓・仕事学業
■緑・・・健康家庭
御朱印帳の種類
御朱印帳には主に2種類があります。
蛇腹式
現在流通している御朱印帳は一般的に蛇腹のものが多いです。
冊子が蛇腹になっていて、集めの和紙で閉じられてます。
紐綴じ式
右側を紐で綴じられています。
紐を外して紙の順番を変えられます。
今でいうところのバインダーファイルのような作りになってます。
御朱印帳は裏側も使っていい?
気になる御朱印帳の使い方のルールについて、お話ししましょう。
もともと、御朱印帳には、さまざまな用途があるそうです。
例えば、参拝に行った証明、お守りやお札と同じように神聖なものとして、修行者がそのお寺に立ち寄った証として使用されたと聞きます。
その用途が違えば、使い方やそのルールも変わってきます。
そのため、御朱印帳の使い方に作法や決まりは、今では無いそうです。
実際、御朱印を頂く際に、「裏面に書いて頂くことはできますか?マナー違反だったりしますか?」と何回か聞いたことがありますが、決まって「特に決まりはありませんので、お好みでご使用ください。」との返答を頂くことがほとんどでした。
一般的に流通している蛇腹式は、厚手の和紙を二枚重ねになっておりますので、裏面に書いても墨は染みてきません。
もし、あなたが、一冊でより多くの御朱印を書いてほしい!と望むなら、裏面に書いて頂いても、作法として問題はありませんよ。
でも私は裏側は使わない!
一般的なルールは、蛇腹式の御朱印帳は両面に書いてもらっても、問題ありません。
でも、私は自分ルールで片面しか使用しないことにしています。
やっぱり、参拝の記念として頂いた神聖なものですので、大切にしたいと思ってます。
両面に書いてもらうことが、ぞんざいに扱っているとは思いませんが、私個人としては片面に書いてもらうようにしてます。
結論、御朱印帳の使い方は本人次第
神聖なものなので、いろいろルールがありそうな御朱印帳ですが、特にきまったしきたりルールがあるわけではありません。
つまり、使い方は本人次第。
大切なのは、参拝の証として、大切に使うことです。
その他に気を付けることは?
御朱印集めは、単なるスタンプラリーではありません。
御朱印は参拝した証として頂くものです。
まずは、神仏へ手を合わしてから、その証として御朱印をもらうようにしましょう。
大切なのは参拝を楽しむこと
なにかを集めるということは、収集癖がある人にとってはとても楽しいことです。
しかし、一番の目的は神社や寺院での参拝ですから、その参拝自体を楽しむことが、結果御朱印集めを楽しめることに繋がると思います。
なぜ御朱印帳が人気に
御朱印集めが人気になっている理由ってなんでしょう?
実際に集めている私の見解は下記です。
- 御朱印帳のバラエティが増えて、オシャレなものが出てきた
- 御朱印自体が芸術的で眺めているだけでも、楽しめる
- 旅の思い出になる
- 参拝することでストレス解消になり、御朱印集めはその動機付けになる
参拝はストレス解消につながる?
御朱印帳が人気になった理由にも書きましたが、御朱印集めの真の目的である参拝は、それ自体にストレス解消の効果があるように感じます。
参拝に訪れた際、少しひんやりとした空気に、日常から離れた神聖な感覚を得たことはありませんか?
霊的な存在を感じる安らぎが、ストレス社会からの非日常感を求める参拝の目的に直結するからかもしれませんね。