「香水はキスされたい場所につけなさい」というココ・シャネルの言葉があるように香水のつける場所やつけ方で異性へのアピールは大きく変わります。今回はシーンにあわせた香水のつける場所、つけ方のご紹介をします。
香水をつける目的
そもそもなぜ香水をつけるのでしょうか?
いい匂いをまとうことでどういった効果があるのでしょうか?
私は2つ目的があると思ってます。
まず1つは自分の感情のコントロールです。
服などもおしゃれをすることで、テンションが上がったり気持ちが引き締まったりすることがあると思います。
自分の好きな香りをまとうことでそういった感情のコントロールをする効果があると思います。
毎朝、出かける時に香水をふって「外」での自分にスイッチを切り替えるルーティーンとして使っている人もいるのではないでしょうか?
もう一つは他人の印象をコントロールするためです。
人の印象は体験に強く結びつくと言います。
その人を見たという体験、その人としゃべったという体験、それと同じくらいその人の匂いを嗅ぐという体験は他人の印象付ける上で、とても大きな比重を占めていると言われます。
そのため、自分の好きな香りをまとうのも大切ですが、TPOに合わせて、どう見られたいかで香水を選ぶこともとても重要と言えそうです。
香水をつける部位
香水は下から上に香りが上がってくるという特徴と、体温が高いところのほうが香りが広がると特徴があります。
そのため香水をつける場所によって、香りとその強さが変わってきます。
耳の後ろ・うなじ
耳の後ろ、うなじなどのは香りが強く香ります。
髪が短い場合は直射日光には気を付けてください。
香りがすぐ飛んでしまうのと、衣服についていた場合、乾く前に直射日光に当ててしまうと変色してしまう可能性もあります。
手首
手首は内側、静脈部分でつけることで香りを上半身にまとえます。
左胸
左胸はご存知、心臓部分です。
太い血管が通っている場所に香水をつけることで上半身に強く香りをまとえます。
お腹・腰
服の下、お腹や腰につけることで長時間香りが持続します。
服の下につけるので香りをかすかにまといたい場合にぴったりです。
パンツなど下着の中
下ネタではありません。
効果はお腹や腰と同じく香りをかすかにまとえます。
服を脱いだ時、よりかすかに香る香りは、より上級者と言えるでしょう。
ひざの裏
香りが上に上がってくるという特性を生かしたつけ方です。
メリットは香りが長時間持続することと、汗をかいても香りに変化がありません。
足首
特性はひざ裏に似ていますが、鼻から遠いので多めにつけても大丈夫!
NGな場所
よく髪に香水をつけると香りがふわっと香るなんてことを耳にしますが、これはNGです。
香水はアルコール成分を多く含みます。
そのため、そのアルコール成分が髪を痛めてしまうことが考えられます。
同じ理由で、柄や色付きの衣類に大量に吹きかけて、紫外線に当ててしまうと変色する恐れがあります。
部位によって印象はガラリと変わる
香水はつける部位によって、香り方が違いその印象を変えます。
学校、ビジネスのオンな場面と女性とのデートなどオフの場面ではつける場所で印象を変えることも大切です。
ビジネスシーン
ビジネスにおいては、目上の人間などに会うビジネスにおいて、強烈な匂いはご法度です。
【おすすめの場所】 お腹・腰、下着の中
女性を食事に誘う
口説いている女性を食事に誘うなんて場合は、お食事時に強い匂いは禁物です。
エチケットの意味も込めて、手首などにつけることはお勧めしません。
【おすすめの場所】 お腹・腰、足首
初デート
初デートと言うのがポイントになりそうですね。
これから、二人の距離を詰めていきたいけど、まだそれほど二人の距離は近くない、そんな時期ではないでしょうか?
冒頭でも書きましたが、香水をつける理由の1つに他人の印象のコントロールがあります。
常に香りがしているより、二人の距離が近ずいた時、「ふわっ」と香るのが、二人の距離が近ずいた体験をさせることができるでしょう。
【おすすめの場所】 首に少量
今夜決める!
今夜こそ、彼と!彼女と!そんな気合を香水で表現しましょう。
ポイントは二人の距離が近づいたことを、匂いの変化で相手に「体験」として感じさせることです。
まさに、ココシャネルの「香水はキスされたい場所につけなさい」です。
【おすすめの場所】 首筋、下着の中
香水のつけ方
香水はつける時間によって、その香りが変わります、トップノート、ミドルノート、ラストノートと呼ばれ、その時間を計算してつけるのが、上級者です。
時間と効果 | |
トップノート | つけてから約30分
【効果】アルコール成分が多く残っているため、刺激が強い |
ミドルノート | 約30分~3時間
【効果】アルコール分が抜けて落ち着いた香りに変化 |
ラストノート | 3時間~12時間
【効果】長時間香りが残り、香りが深いものに変化 |
NGなつけ方
香水はとりあえずつければいいというものではありません。
つける時間、つける場所と同じようにつけ方も重要です。
基本的なつけ方は、その箇所にシュッと吹きかけ、ポンポンとやります。
あとは、空気中にシュッと吹きかけてその中をくぐるなんて方法もあります。
そんな中、やってはいけないつけ方がありますのでご紹介します。
こすってはいけない
香水はつけてから、長時間、トップ、ミドル、ラストとその香りの変化を楽しむものです。
香水をつけてから擦ってしまうと、その粒子が壊れてしまい、香りが長時間持続することができません。
汗をかいた箇所にふきつける
体臭にはその人独自の匂いがあります。
加齢臭なんかもその一つでしょう。
つける人の体臭や体温の高い低いによって香りが変わるため、香水はその人独自の匂いとブレンドして楽しむことができます。
しかし、汗に混ぜてしまうのはNG
もし汗をかいた場合は、汗を抑える制汗剤を使用してから、香水をつけましょう。
香水は臭い消しではない
お風呂に入ってないから、衣類がカビ臭いなど体臭や衣類の匂いが気になるからと言って、その匂いを消すために香水をふりかける人がいるかもしれません。
絶対にやめてください!
もし、体臭があるなら、衣類がカビ臭ければ、まずその臭いをとってから香水をつけるようにしましょう。
まとめ
香水は上手に使うことで、自分の感情や他人の印象のコントロールができます。つける場所、つける時間、つけ方を工夫することで、なりたい自分になる自己表現のファッションアイテムとなるでしょう。電車の中で、ニオイのきつい若い男の子が乗ってくると「なんと未熟なのだろう」と悲しくなります。服装や髪型と同じくらい、「ニオイ」のコントロールは重要です。モテ男はそこのコントロールが上手です。そんな成熟した男性になるためにも、香水の上手な使い方を覚えてほしいですね。